
一人ひとりが自分らしく
生きる日々をつくる
2026年、つながる物語へ
認知症へのそなえは、日々の健康づくりから、認知機能の変化への気づき、検査、そしてリスクに応じた対策まで、さまざまな情報やサービスが存在します。
しかし現在、それらは別々の場所に点在しています。
それらがつながるとき、そなえが日常になり、認知症と向き合いながらも、自分らしい生き方を選び続けられるようになります。
情報やサービスが一つの道筋としてつながることで、その時々の自分に合った次の選択が見えてくる。2026年「テオリア認知症月間」では、そのつながりへの第一歩となる取り組みを紹介します。

写真提供: 下坂 厚さん
46歳で若年性アルツハイマー型認知症を発症した下坂さんはフリーの写真家として、京都・西陣にある「photo atelier&gallery 雫 」を拠点に活動。認知症当事者の視点から見える日常を撮影し、2022年3月に京都市京セラ美術館、2025年に京都国際写真祭など写真展ほか、SNSで精力的に作品を発表している。
下坂厚さんについて
launch認知症の現状と予想される社会的損失
日本は超高齢社会を迎え、誰もが認知症になりうることを想定して暮らすフェーズになりました。
認知症が社会に与える影響は、医療・介護の枠にとどまらず、経済・就労・資産管理・孤立など多岐にわたります。
認知症及びMCI(軽度認知障害)の数は増えています
認知症及びMCI(軽度認知障害)の数は増えています
認知症及びMCIの患者数は増加の一途を辿り、2060年には1,277万人、65歳以上の2.8人に1人に達すると推計されています。
一方で、人口は減少し続け、2060年には1億人を下回り、認知症・MCIの支え手も不足すると予想されています*1。
認知症の家族による介護と仕事の両立困難による経済損失は年間5.5兆円超。さらに認知症と診断された当事者による「金融機関での取引」「不動産取引」「贈与」などの資産管理が困難になるケースも多く、このような65歳以上の認知症の人の保有資産推計は255兆円とされています*1。
2026年度の日本の国家予算が122兆3,092億円*2ということを考えると、この数字は決して小さくありません。
私たちにできること
大きな社会課題の一つである認知症ですが、今からできることがあります。
実は発症の15~20年前から始まっています。
実は発症の15~20年前から始まっています。
認知症には様々な種類がありますが、最も多いのがアルツハイマー病で、全体の67.7%を占めます*3。
アルツハイマー型認知症は、原因物質の一つであるアミロイドβ(ベータ)が脳内に蓄積していくことが発症に関与すると考えられています。このアミロイドβの蓄積は、発症の15〜20年前から始まっている*4ことが分かっています。たとえば65歳で発症した場合、45〜50歳頃にはすでに蓄積が始まっていた可能性があるのです。
そなえと早期受診でできることがあります。
アミロイドβの蓄積を遅らせるために、生活習慣の改善に向けた取り組みや、リスク要因を解明する研究が進んでいます。
また認知症はMCIの段階で早期発見することで、進行を遅らせるための選択肢が広がり、認知症の人の地域社会における孤立や不安の軽減にもつながります。しかし現実には認知症への理解不足により、認知症の疑いから病院受診までの「空白期間」が発生しています。この空白期間は平均1年2カ月とも言われています*1。
認知症はそなえ、診断、共生という異なる領域で同時にさまざまな取り組みが必要な社会課題です。それぞれの領域で意味を持つ個々の施策や取り組みが、領域を超えてつながった時、解決に向けた大きな推進力が生まれます。
*1 エーザイ「認知症をとりまく社会課題白書 2025年度版」
*2 日本経済新聞
*3 政府広報オンライン
「知っておきたい認知症の基本」*4 日本認知症学会
「認知症とは?認知症をきたす主な病気」点をつなぐ取り組み
認知症に向き合う企業・自治体との取り組みと、そこから生まれた共創をご紹介します
1
気づきのきっかけをつくる
issue+design|テオリア
書籍「ビジネスパーソンのための認知症世界の歩き方」で、認知症を「仕事の話」として捉え直し、明日から備える。
自分自身の将来、親の介護など、ビジネスパーソンにとって認知症は、今から向き合うべき、身近なテーマです。書籍を通して、認知症を”知る”だけで終わらず"自分ごと"として考えるきっかけをつくります。
もっと読む
arrow_forward三谷産業株式会社|テオリア
三谷産業とテオリアが取り組む、働く社員の脳が守られる未来
三谷産業では「脳の健康」への取り組みとしてテオリアの「そなえるパッケージ」を導入しました。社員一人ひとりが認知症を"自分ごと"として意識するきっかけになっています。
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arrow_forward
2
自分を知る
株式会社エム|テオリア
脳の状態を"見える化"し、自分の「いま」を知る
株式会社エムの高度な脳画像解析技術とテオリアのソリューションを組み合わせ、専門的な脳画像を誰もが直感的に理解できる指標へ変換。 単に「脳の状態を知って終わり」にせず、日々の生活習慣をより良く変えていくための具体的なきっかけを提供します。
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arrow_forwardテオリア
認知機能が正常な段階から「1年後の変化」をAIで予測
国際学会(AAIC)にて、高齢者約400名のデータをAIで解析した研究成果を発表。日常の微細な変化から、将来の認知機能低下の予兆を早期に捉える技術開発を進めています。
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arrow_forwardExaMD|テオリア
認知機能の低下リスクを誰でも早期に気づける仕組み構築を目指す
自分の脳の健康度を、特別な検査や病院の受診の場だけでなく、60秒の自分の声で気軽に確かめられるように、音声AIを活用して早期の気づきから適切なケアや生活上の行動につながる仕組みの構築を目指します。
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arrow_forward
3
一歩を踏みだすきっかけ
長泉町|テオリア
「じぶんらしく生ききれる町」へ。長泉町とテオリアが挑む、シニアも働き盛りの世代も巻き込む認知症へのそなえ
長泉町との対話から生まれた「脳の健康×スマホ」講座を、シニア世代だけでなくまだ自分ごとになりにくい働き盛りの40~50代も巻き込み開催しています。脳の健康づくりや認知症へのそなえを目的としたデジタル活用を地域に拡げていきます。
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arrow_forwardローソン|テオリア
日常の買い物動線に、「認知症にそなえるまち」の入り口を。共創型リビングラボ「コミュニティ・カフェ」の開設
従来の施策では届きにくい、まだ脳の健康づくりに接点のない層に、日常生活の動線の中にあるコンビニからアプローチします。地域の声とデータを起点に、住民や地域団体・企業とともに日常の中で脳の健康を育む仕組みをつくります。
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エーザイ
認知症に、新しい答えを。
認知症という社会課題の解決に向けて、多様なパートナーとともに挑戦を続けるエーザイ。「認知症に、新しい答えを。」はその原動力である「科学・勇気・執念」の精神と取り組みを紹介するブランドサイトです。
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launch認知症とともに生きる
認知症の当事者、そのご家族とともに生きる社会をつくることは、診断後の一人ひとりを支えるために一緒に取り組むべき、もう一つの大きなミッションです。

楠本 隆太朗さん
「健康診断で認知症も検査すべき」MCI・ロゴペニック型進行性失語の当事者が訴える早期受診の重要性
「頭の中に言葉はあるのに、口から出てこない」。グローバルビジネスの第一線で活躍してきた楠本隆太朗さん(66歳)は、商談中の異変をきっかけに、誰にも言わず1人で病院へ向かいました。MCI、その後アルツハイマー病によるロゴペニック型進行性失語と診断されるまでの経緯と、いまの暮らしの様子をお伺いしました。
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山中しのぶさん×
北村ゆり先生若年性認知症のご本人の挑戦と寄り添う応援のかたち
若年性アルツハイマー型認知症と診断された山中しのぶさんは、孤独や絶望を経て、「誰も1人じゃない」と思える居場所づくりへと歩み出しました。当事者としての活動を通じて認知症へのイメージは変わり、いまは日本認知症本人ワーキンググループ(JDWG)代表理事として発信を続けています。その挑戦を、主治医の北村ゆり先生が「困ったら助ける」という姿勢で見守ります。
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